ひとりごと

福島の海は?


 これから福島の海は、どうなるのでしょう?何年、何十年先になるか分かりませんが・・・?必ず綺麗な海、安全な魚に戻るはずです。
 自分なりに、これかからの福島の漁業について考えてみました。
 現在(2012年9月)は、原発事故の放射能汚染の影響で福島県の漁船は操業を自粛してます。一年半漁をしてないわけです。(サンプル調査・試験操業などはしてますが)
 大震災以前から、日本の漁業は衰退の一途をたどっています。福島県も例外ではありません(;>_<;) 魚価安、燃油の高騰や漁具などの経費が掛かり過ぎて採算が取れないと、いろいろ理由があると思います。それに後継者不足(漁業者のほとんどが60歳以上)。私の父と弟は、小型底引き網漁をしているので、人事ではありません。それに乱獲による水産資源の減少。今の船数や船の装備では、水産資源が追いつかない状態なんだと思います。
 さてこの問題をどう解決していくのか?はっきり言って、具体的な答えはわかりません・・・(;>_<;) ただ、今わかっている事は、今までのシステム(流通も含めて)ではいけないと言うことです。魚の値段が安くても高くても、魚体が小さくても大きくても、獲るだけ獲ってしまおうの早い者勝ちの獲り方です。
 今福島県の漁業者は、復興に向けていろんな取り組みをしています。早く元のような漁業がしたいと思っているようです・・・?
 私の考えは、復興に向けていろんな取り組みをするのは必要だと思いますが、元のシステム(流通も含めて)に戻るだけでは結局、福島の漁業は衰退します゚(゚´Д`゚)゚ それに理由はどうであれ、操業を自粛して漁をしてないわけですから、福島の水産資源は回復に向かっているところです。まだ一年半ですが・・・(^^;)
 福島の漁業は変わらなければいけません!!「変革こそ前進です」 私は、そう考えてます。

 
放射性物質についての考え

 みなさんもご存知のように、2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故により、大気中に大量の放射性物質が放出され、加えてその後、原発施設内の高濃度汚染水が海中に流出されました(`Δ´)!福島県漁業協同組合連合会は、県内海域での漁業を全面的に停止し、同海域で漁獲された水産物は市場に流通しないように対策をとりました。現在(2012年9月」)は、一部で試験操業をしてます。
 現在(2012年9月)も海底、魚介類は汚染され、福島県では40種類もの魚介類が出荷制限されています。
 私達はこの問題について、どのように取り組んでいかなければいけないか?まずは時間です。今の技術では、海底を除染することはできないようです。(海底の泥などに付着した放射性物質を取り除くには、剥がすしかないようです。)自然と薄れるのを待つしかないようですね・・・(;>_<;) 魚介類に対しての私の考えは、まずは、全魚種が国が定めた基準の100ベクレル以下になること(理想は事故前の数値ですね・・・) *宮城県・茨城県は、50ベクレルに設定してます。今後数十年もしくは数値が事故前に戻るまで、漁獲された魚介類の全量検査と海底や魚介類のモニタリング調査を続けること。魚介類の放射能汚染の程度に関する検査を実施し、消費者に情報を可能な限り開示して、後は消費者に判断を委ねるしかないと思います。
 福島県の魚介類が「安心、安全」と国が宣言して、漁業が再開できても、風評被害は必ず通らなければいけない道になります。私達は、風評被害に対して対策を真剣に考え、覚悟をしていかなければなりません。時間はかかると思いますが、私達の世代の漁業者が諦めてしまっては、福島の漁業は終わってしまいます。
 希望をもち必ず福島の海が綺麗に戻ることを信じるしかありませんね(^O^)